MOVING STORIESKISEI感動秘話

「同期という存在」

美容室KISEI イオン多賀城店 
副主任 ディレクター

石森 弘恵

 私は今年入社8年目になります。

最初は「とにかく3年だけ頑張ろう」と思って入社しました。

人見知りをするし、美容師も小さい頃からの夢ということでもなく、

そんなに強い想いがあるわけでもなく、

髪をアレンジするのが好きだったというだけで選んだ仕事でした。

だから、続けていけるか不安でした。

 

 そんな私がここまで続けてこれたのは、同期のおかげです。

1年目のときから勉強会の後は必ずといっていいほど一緒にご飯を食べに行ったり、

飲みに行ったりしていました。

それが悩みを相談し合ったりできる、すごく大事な時間でした。

この同期がいて、この時間があったからリフレッシュでき、

また明日から同期に負けないように頑張っていこうと思えたんだと思います。

 

 スタイリストになって丸1年が過ぎたころ、東日本大震災がありました。

多賀城店は津波の被害を受け、その日休みだった私は、

お店に置いてあったハサミなど、仕事道具を全て流されてしまいました。

4年使い込んでやっと馴染んできたのに、

また一から揃えないといけないんだ・・・と落ち込みました。

数日経ったとき、同期から電話がありました。

「道具流されたって聞いたから、みんなでお金出し合って少しだけど買ってあげるから!!」と。

うれしすぎて涙が出てきました。

 

 入社してからずっと同期は時には仲間であり、時にはライバルであり、

いつも私に頑張る力をくれました。

仕事道具を見るたびに震災時のことを思い出し、

もらったこの道具を、これからも大切に使っていこうと思います。

改めて、この同期のみんなと頑張ってこれたことを

心から良かったと思っています。

同期も大好き!KISEIも大好きです!

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